Boots Tune

自分のしたいことを実現する、そのためには、フィジカル、テクニカル、メンタル、タクティクス、そしてマテリアルの5つのファクターがバランス良く、それぞれが高いレベルにあることが重要です。

この5つ、どれも欠くことのできないものですが、そのチョイス如何で体のポテンシャルを最大限発揮できたり、逆に思うように体を動かせないことになったりするのがマテリアルです。

基SP では、プレーヤーが自分の体を動かしやすく、効率よくスキーや雪面にパワーを与えられるように、デフォルトの状態で最もプレーヤーに近いマテリアルを選び、さらに個々の様々なレベルに応じたチューンナップを施しています。

SKI BOOTS TUNE

年々変化するレギュレーションに合わせるように、マテリアルも変化し続けています。この変化に適応するには、意志を思い通りに具現できるマテリアルの存在は不可欠。特にブーツはパワーを意のままに、効率よく雪面やスキーに伝えるための最重要パーツと言えるでしょう。基SP では、体全体のバランスを重視し足元にきちんと力が伝わる状態を作り出すようなチューンナップを行っております。

Step1. カウンセリング(アセスメント)

プレーヤーの状態を把握し、今後のチューンナップの方向性を決定します。

Step2. 足型測定・骨格判断(メジャーメント)

3Dスキャン機器・フットプリントやメジャーシートで足長・足幅・足裏の特徴などを測定し、全身の骨格の特徴も確認します。



Step3. インソール作成


 1)足型採取特殊スポンジで足の型を取り、その中に石膏を流し込み、足型のモデルを作ります。

 2)石膏の足型をもとに、修正したい部分を削ったり新たに石膏を盛りつけたりし、プレーヤーにとってベストな足裏を作成し、熱成型素材を使用して足の形状を正確に再現していきます。

 3)熱成型したインソールに特殊スポンジを貼り合わせて、フットプリントの情報や全身の情報をもとに、マシンを使って削り足裏や全身のバランスを調整していきます。

 4)プレーヤーの足に実際に合わせながら微調整をします。



Step4. シェル加工
(センターリング、カフアジャスト、前後バランス調整)

 1)メジャーシートをもとに、他種類の木型を使用し、シェルの形そのものをプレーヤーが効率よく動けてバランスがとりやすいように加工していきます。

 2)骨格・筋力のバランスに対して、アッパーシェルを外し、リベットの打ち直し加工を行うことで、前傾角度の調整をしたり、ブーツ内のランプ角度、ヒールリフトの調整を行います。

 3)ふくらはぎのボリュームによっては、アッパーシェルを広げる加工をします。また、ビンディングにおける前後の高低差で前後バランスの調整を行います。



Step.5 インナーブーツの調整

インナーブーツの一部をカットして、スポンジを抜き取ったり、プレーヤーの状況に応じてフォーミングインナーでよりフィット感を高めていきます。

Step.6 フィッティング・カンティング調整

インソール・インナーブーツをシェルにセットして、実際に履いて全体のバランスの微調整を行います。



以上のようなプロセスを踏み、トータル的にチューンナップを行うことで、スキー技術を効率よく向上させることができると考えます。ご希望の方には、雪上やオフシーズンでのマテリアル使用説明会で技術力・体力向上のアドバイスをさせていただきます。

基SP BOOTS TUNE:93,500円(税込)〜

アセスメント

3Dスキャン測定、足型、レッグ、フットアライメント測定

センターリング

足の機能軸とブーツシェルのセンター軸合わせ

前後バランス調整

前方向の動き、前傾ポジションのバランス調整

カフアジャスト

脛の軸に対してブーツアッパー軸を合わせる

カンティング

最も効率的な構えになるよう膝の位置や動きのアライメント調整

インソール

カスタムメイドインソール(BMZ PROSKI)(SIDAS)